2023年度事業計画

自 2023年4月1日  至 2024年3月31日

2022年8月27日及び28日にTICAD8がチュニジアにて開催されましたが、当協会でも2022年度はTICADに関連した事業を企画いたしました。
但し、新型コロナによる感染は依然として終息せず一部事業の開催中止を余儀なくされ、他方感染防止に配慮した結果として、ほとんどの事業をオンラインにより単独あるいは併用開催にて行うこととなりました。
一般事業としては、年4回の機関誌「アフリカ」の発行と、毎月の「月刊アフリカニュース」の配信をいたしました。オンライン併用開催としては「大使を囲む懇談会」を14回開催し、「在京アフリカ大使との懇談会」を2回実施しました。またTICAD関連として、開催前に「国際情勢変動下におけるTICAD8に向けて」、開催後に「TICAD8の成果とTICAD9に向けて」と題するシンポジウムを開催しました。
さらにオンラインのみによる講演会として、情報・サービス委員会によるオンライン・対談シリーズを2回、学術研究委員会によるオンライン研究報告会を4回、機関誌掲載のアフリカ・ニュース解説で取り上げた話題を深堀りするオンライン・アフリカ講座を3回、及び文化・社会委員会の「アフリカの感染症を知る」講演会を4回実施いたしました。
2023年度は新型コロナが5類感染症にダウングレードすることもあり、各種の規制が緩和され社会・経済活動が平常に戻ることを期待して各種企画を実施する事業計画としております。
 基金関連事業では、服部禮次郎前会長を顕彰した「服部禮次郎アフリカ基金」や「サブサハラ・アフリカ奨学基金」を実施しました。服部禮次郎アフリカ基金には8件、サブサハラ・アフリカ奨学基金の上期には10件、下期には6件の応募があり、基金・事業選定委員会にて厳正なる審査の結果該当案件に助成いたしました。引き続き基金募集を行い、助成事業を推進していく所存です。

1. 一般事業

1. 調査・研究・広報活動(事業委員会担当)
(1) アフリカ協会主催レセプション
「アフリカ大使会議」開催の際に、レセプションを開催し、会員及び協会関係者と駐アフリカ各国日本大使、在京アフリカ各国大使との交流を図る。
(2) 交流会の開催
会員同士及び外務省、JICA、JETROなどアフリカ関係者との懇親を図る場として、年2回夏季及び年末に交流会を開催する。
(3) アフリカ協会主催フォーラム・シンポジウム・講演会の開催
会員とアフリカ関係者相互の間で議論や意見を交換できる場として、フォーラム・シンポジウム・講演会をオンライン併用にて年2回開催する。
(4) 大使を囲む懇談会
外務省の協力を得て、一時帰国や任務を終えて帰国された大使から、現地の新鮮な情報や情勢分析などを法人会員に提供できる機会として、「大使を囲む懇談会」を年15回程度開催する。
(5) 在京大使との懇談会
在京大使を招いて、法人会員との意見交換会を年3回程度開催する。
(6) JICA他、政府関係機関との懇談会
「大使を囲む懇談会」と同様の趣旨で、JICAほか政府関係機関との懇談会を年2回程度開催する。
(7) アフリカサロン
会員が相互に、アフリカに関する知見を高める場として、「アフリカサロン」を開催する。開催は4ヵ月に一度、年3回を目途とする。
(8) オンライン・アフリカ講座
アフリカに関する時事解説をオンラインで年4回程度開催する。
(9) アフリカ関連活動への参加
国内で開催されるアフリカ関連の勉強会・講演会・シンポジウムなど
に参加し、関係者との交流を深め協会の知名度を高める。
(10) 外部からの持込企画への対応
外部の機関やアフリカ関係者から、持ち込まれる企画に対応して開催に協力する。
(11) 「若手研究者を対象とする懸賞論文」及び「高校生を対象とする
エッセイコンテスト」については、昨年度は新型コロナ禍で募集を見合わせたが、今年度も環境がまだ回復していないこともあり、見合わせることとする。

2. 出版活動(編集委員会担当)
(1) 機関誌『アフリカ』を年間4回発行する。インターネットのホームページとの連携を図り、会員の利用し易いものとする様に努める。
(2) その他、アフリカに関する資料等を発行する。

3. 情報提供活動(情報・サービス委員会担当)
(1) ホームページ:
各種アフリカ情報(アフリカ関連フォーラム告知、機関誌『アフリカ』バックナンバー公開等)を提供する。
(2) フェイスブック:
適時性の高いニュース、情報を広く提供する。
(3) 世界一愉しいアフリカ講座:
アフリカ基礎講座を年1回程度開催し、アフリカに関する基本的な知識・情報を提供することで、アフリカに対する関心を広く高める。
(4) オンライン・対談シリーズ
原ゆかり氏をコーディネーターとして、アフリカの起業家、コミュニティ開発担当者、デザイナーなどとフェイスブックを利用してオンラインで対談する。なお既に第7回まで開催しており、あと3回開催して、10回目を一つの区切りとして一旦終了する。
(5) アドバイザリーサービス:
アフリカに進出したい企業からの相談に対し、理事・顧問・特別研究員がそれぞれの専門・地域を持って、現地での体験を基にした情報を対面で提供する。

4. メール配信情報提供活動(月刊アフリカニュース編集委員会担当)
(1) 月刊アフリカニュース:
外務省アフリカ在外公館の政治・経済・社会情報を中心に、編集委員によるアフリカ関連記事の要約紹介や、JICA・青年海外協力隊の提供する活動レポート、アフリカ関係者のインタビューなど各種情報を、毎月15日に会員向けにe-mailで配信する。
(2) 協会HPに月刊アフリカニュースの全文を翌月1日付で転載し、一般向けにアフリカ情報を開陳する。

5.  学術研究活動(学術研究委員会担当)
(1) アフリカの政治、経済、社会など諸分野を対象とする研究報告会を原則として年4回程度オンラインにより開催する。報告者は学術研究委員会の審議を経て決定するものとする。

6. 保健・衛生関連活動(文化・社会委員会担当)
(1) 「アフリカの感染症を知る」シリーズとして、オンライン講演会を年4回程度開催する。

7. 会員増強活動(会員増強委員会担当)
(1) 2-3ヵ月に一回、年間5-6回の委員会を開催し、会員増強の施策を検討し実行する。また、補助手段として必要な資料などの作成も行う。

2. 基金関連事業(基金・事業選定委員会担当)

(1) 「服部禮次郎アフリカ基金」、「サブサハラ・アフリカ奨学基金」の助成・支援活動を実行する。
(2) アフリカ諸国でNGO活動を行う団体に対しての助成の支援を行う「公益信託アフリカ支援基金」(受託者:みずほ信託銀行)の事務局として、運営委員会の活動をサポートする。

4. 収支予算書

■収支予算書(PDF)