2022年度事業計画

自 2022年4月1日  至 2023年3月31日

2021年度は、2020年度に新型コロナのため延期した協会創立60周年の記念事業の実施を始めとする各種事業を企画しておりましたが、新型コロナ変異種の発生など感染が更に拡大する状況において、一部協会事業の開催中止や日程の延期を余儀なくされました。
一般事業としては、年4回の機関誌「アフリカ」の発行、毎月の「月刊アフリカニュース」の配信、若手アフリカ研究者の為の懸賞論文募集及び高校生を対象としたエッセイコンテストの募集に加えて、「大使を囲む懇談会」を対面及びWEB併用にて16回開催いたしました。他方、「在京アフリカ大使との懇談会」、フォーラム・シンポジウム、アフリカ基礎講座、文化・社会委員会による「アフリカから学ぶ」シリーズ、アフリカサロンの開催などは残念ながら開催の取りやめを余儀なくされることとなりました。
その一方で、新型コロナ禍での対応として、オンラインによる講演会を実施致しました。情報・サービス委員会によるオンライン・対談シリーズを年4回、学術研究委員会によるオンライン研究報告会を1回、機関誌掲載のアフリカ・ニュース解説で取り上げた話題を深堀りするオンライン・アフリカ講座を2回、及び文化・社会委員会の新シリーズとして「アフリカの感染症を知る」講演会を1回実施致しました。2022年度はワクチン接種など感染予防対策の効果が進むことで新型コロナの感染が減少し、社会・経済活動が平常に戻ることを期待して各種企画を実施する事業計画としております。
基金関連事業では、服部禮次郎前会長を顕彰した「服部禮次郎アフリカ基金」や「サブサハラ・アフリカ奨学基金」を実施しました。服部禮次郎アフリカ基金には9件、サブサハラ・アフリカ奨学基金の上期には3件、下期には2件の応募があり、基金・事業選定委員会にて厳正なる審査の結果該当案件に助成致しました。引き続き基金募集を行い、助成事業を推進していく所存です。
尚、下記に計画しております各種事業に関しましては、コロナ禍の状況推移によりましては適宜見直しを行い、延期や修正などを図っていくことと致します。

1. 一般事業

1. 調査・研究・広報活動(事業委員会担当)
(1) アフリカ協会主催レセプション
「アフリカ大使会議」開催の前後に、レセプションを開催し、会員及び協会関係者と駐アフリカ各国日本大使、在京アフリカ各国大使との交流を図る。
(2) 交流会の開催
会員同士及び外務省、JICA、JETROなどアフリカ関係者との懇親を図る場として、年2回夏季及び年末交流会を開催する。
(3) アフリカ協会主催フォーラム・シンポジウム・講演会の開催
2022年8月にチュニジアで開催予定のTICAD8に向けて、開催前と開催後の2回、シンポジウムを開催する。
(4) 大使を囲む懇談会
外務省の協力を得て、一時帰国や任務を終えて帰国された大使から、現地の新鮮な情報や情勢分析などを法人会員に提供できる機会として、「大使を囲む懇談会」を年15回程度開催する。
(5) 在京大使との懇談会
在京大使を招いて、法人会員との意見交換会を年3回程度開催する。
(6) JICA他、政府関係機関との懇談会
「大使を囲む懇談会」と同様の趣旨で、JICAほか政府関係機関との懇談会を年2回程度開催する。
(7) 懸賞論文及びエッセイコンテスト
アフリカへの関心を高めてもらうため、若手アフリカ研究者を対象とした懸賞論文の募集、及び高校生を対象としたエッセイコンテストの募集を企画してきたが、応募件数が少なく、2022年度は実施を見送ることとした。
(8) アフリカサロン
会員が相互に、アフリカに関する知見を高める場として、「アフリカサロン」を開催する。開催は4ヵ月に一度、年3回を目途とする。
(9) アフリカ関連活動への参加
国内で開催されるアフリカ関連の勉強会・講演会・シンポジウムなどに参加し、関係者との交流を深め協会の知名度を高める。

2. 出版活動(編集委員会担当)
(1) 機関誌『アフリカ』を年間4回発行する。インターネットのホームページとの連携を図り、会員の利用し易いものとする様に努める。
(2) その他、アフリカに関する資料等を発行する。

3. 情報提供活動(情報・サービス委員会担当)
(1) ホームページ:
各種アフリカ情報(アフリカ関連フォーラム告知、機関誌『アフリカ』バックナンバー公開 等)を提供する。
(2) フェイスブック:
適時性の高いニュース、情報を広く提供する。
(3) アフリカ基礎講座を年1回程度開催し、アフリカに関する基本的な知識・情報を提供することで、アフリカに対する関心を広く高める。
(4) ホームページのフェイスブックを活用したオンライン・対談シリーズを年3回程度実施する。
(5) アドバイザリーサービス:
アフリカに進出したい企業からの相談に対し、理事・顧問・特別研究員がそれぞれの専門・地域を持って、現地での体験を基にした情報を対面で提供する。

4. メール配信情報提供活動(月刊アフリカニュース編集委員会担当)
(1) 月刊アフリカニュース:
外務省アフリカ在外公館の政治・経済・社会情報を中心に、編集委員によるアフリカ関連記事の要約紹介や、JICA・青年海外協力隊の提供する活動レポート、アフリカ関係者のインタビューなど各種情報を、毎月15日に会員向けにe-mailで配信する。
(2) 協会HPに月刊アフリカニュースの全文を翌月1日付で転載し、一般向けにアフリカ情報を開陳する。

5.  学術研究活動(学術研究委員会担当)
(1) アフリカに関する総論的研究及び事例研究等の個別分野研究を各2回、合計で年4回程度オンラインによる講演会を開催する。

6. 保健・衛生関連活動(文化・社会委員会担当)
(1) 「アフリカの感染症を知る」シリーズとして、オンライン講演会を年4回程度開催する。

6. 会員増強活動(会員増強委員会担当)
(1) 2-3ヵ月に一回、年間5-6回の委員会を開催し、会員増強の施策を検討し実行する。また、補助手段として必要な資料などの作成も行う。

2. 基金関連事業(基金・事業選定委員会担当)

(1) 「服部禮次郎アフリカ基金」、「サブサハラ・アフリカ奨学基金」の助成・支援活動を実行する。
(2) アフリカ諸国でNGO活動を行う団体に対しての助成の支援を行う「公益信託アフリカ支援基金」(受託者:みずほ信託銀行)の事務局として、運営委員会の活動をサポートする。

3. 60周年記念事業(事業委員会担当)
昭和35年(1960年)1月29日の発足以来、2020年で創立60年となる節目の年を記念し、2020年度に記念バッジの作成・配布、記念ロゴの策定及び記念シンポジウムの開催を行った。2021年度には継続事業として機関誌「アフリカ」記念誌の発刊と60周年記念レセプションの開催を企画したが、新型コロナ禍により、記念レセプションの開催は断念した。
大使会議レセプション開催の折に、60周年に関し触れることとしたい。

4. 収支予算書

■収支予算書(PDF)