講演会イベント2023 |
- 08月3日
- 学術研究会 第7回研究発表会
アフリカにおける女性活躍の場は広がっているものの、「ジェンダー平等」達成の道のりは未だ遠い。本報告ではナイジェリアにて長期間携わった「女性の生活向上のための女性センター活性化支援」プロジェクト、並びにナミビアやカメルーンなどの現地調査を通して得た女性の世帯内発言権の実態について取り上げ、彼女たちの抱える問題点などに言及したい。そして女性たちが夫や親族にどのように対応しているのか紹介し、併せて女性を支援するための外部による支援の在り方について幾つかの提言を試みたい。
講 師:甲斐田きよみ 文京学院大学外国語学部・外国語学研究科准教授。博士(国際
開発学)
テーマ:アフリカにおけるジェンダーと開発~女性の世帯内発言力は向上しているか?~
日 時:2023年8月3日(木) 14時00分から15時半
司 会:青木一能 アフリカ協会学術研究委員会委員長(日本大学名誉教授)
- 07月13日
- 第6回 ロシアとアフリカ2
1)はじめに
2)南アフリカ
3)マリ
4)おわりに
講 師:片岡貞治 早稲田大学国際学術院 教授
テーマ:「ロシアの対アフリカ関与(後編)」
機関紙「アフリカ」に掲載されているアフリカ・ニュース解説をその後の状況推移も含め、詳細に解説いたします。
日 時:2023年7月13日(水)午後14時より15時30分
司 会:片岡貞治 早稲田大学国際学術院 教授
- 07月06日
- 「アフリカの感染症を知る」シリーズ第7回講演会
前回はAIDS/HIV、マラリアと並んで3大感染症の一つといわれる“結核”に関するご講演を、国際医療研究センター国際医療協力局の宮野真輔先生にお願い致しましたが、
今回は参議院議員の武見敬三先生に「感染症対策のグローバルな枠組み」について講演をお願いいたしました。
近年、交通網の発達につれ人間の移動が速く・遠くになるに伴って、感染症は瞬く間に世界中に拡散することが顕著になってまいりました。その良き例が今回の新型コロナによって引き起こされたパンデミックです。過去人類は何回かのパンデミックを経験しています。近くは1968年の香港風邪、1918年のスペイン風邪などですが、その都度世界の政治・経済は崩壊してきました。今回の新型コロナも発生後3年余りが経過して、漸く沈静化の見通しがたってきましたが、その間の世界の経済や人間の生活に与えた影響は計り知れないものがあります。
今回発生の原因や感染拡大防止に関する問題など調査・研究すべき課題は多数散見されますが、他方沈静化、特に発展途上国の沈静化に至った要因の一つにWHOを中心とした世界的な対策があったと言っても過言ではございません。感染症のグローバル化に対するグローバルな対策に関して、武見先生の講演は非常に興味あるお話となっています。
講 師:武見 敬三 参議院議員 元厚生労働副大臣
テーマ:「感染症対策のグローバル枠組み」
日 時:2023年07月6日(木)14:00~15:30 オンライン(Zoom)
司 会:池上清子 公益財団法人アジア人口開発協会専務理事、アフリカ協会理事
- 05月10日
- 学術研究会 第6回研究発表会
稲田先生のご専門は、経済社会分析、ガバナンス研究、援助評価でありますが、今回はアンゴラとルワンダという二つの国を通して、紛争体験国のガバナンス状況の比較研究という内容で語って頂きます。
講 師:稲田 十一 専修大学 経済学部 教授
テーマ:「民主的開発国家」は可能か-紛争後のアンゴラとルワンダの比較研究
日 時:2023年5月10日(水) 10時30分から12時30分
司 会:青木 一能 アフリカ協会学術研究委員会委員長(日本大学名誉教授)
- 04月20日
- 「アフリカの感染症を知る」シリーズ第6回講演会
前回は未だに世界中で2億4千万人が発症するというマラリアに関するご講演を国立国際医療研究エンターの狩野繁之先生に頂きましたが、今回はAIDS/HIV、マラリアと並んで3大感染症の一つといわれる“結核”に関するご講演を、国際医療研究センター国際医療協力局の宮野真輔先生にお願い致しました。
結核は、1882年にロベルト・コッホにより発見された結核菌により主として引き起こされる感染症で、WHOによると、結核は2020年には世界中で1,000万人が発症し、150万人が死亡したと推定されています。
死者の内、95%以上は低中所得国で、これらの国では、特に15歳から44歳までの女性の
死因の5位以内に入っており、また世界で0歳から14歳児の50万人以上が感染していると推定されています。
宮野先生は発展途上国を中心に国際保健医療の課題解決に長年ご尽力されており、興味深いお話となっております。
講 師:宮野真輔 国立国際医療研究センター国際医療協力局
テーマ:結核:その終焉(End TB)をめざした動向と課題
日 時:2023年04月20日(木)14:00~15:30 オンライン(Zoom)
司 会:池上清子 公益財団法人アジア人口開発協会専務理事、アフリカ協会理事
- 03月29日
- 第5回 ロシアとアフリカ
「ロシアとアフリカ」
1)ロシアの対アフリカ関与の歴史
2)ワグナルの存在
3)おわりに
講 師:片岡貞治 早稲田大学国際学術院 教授
テーマ:「ロシアのウクライナ侵略とアフリカ諸国」
機関紙「アフリカ」に掲載されているアフリカ・ニュース解説をその後の状況推移も含め、詳細に解説いたします。
日 時:2023年3月29日(水)午後14時より15時30分
司 会:片岡貞治 早稲田大学国際学術院 教授
- 03月14日
- 野口英世アフリカ賞受賞者講演会
アフリカにて黄熱病研究に生涯を奉げた野口英世博士を称え、アフリカで蔓延する感染症等の疾病対策に大きな業績を上げた個人や団体を顕彰する目的で2006年に創設された「野口英世アフリカ賞」ですが、2022年TICAD8にて第4回授賞式が行われました。
今回、受賞されました2組・4名の方々が日本政府の招待により来日された機会を捉え、当協会では下記内容にて、講演会を開催致します。
講 師:医学研究分野受賞者
サリム・S・アブドゥル・カリム博士、カライシャ・アブドゥル・カリム博士
医療活動分野受賞者・カーターセンター
アダム・ウエイス氏(ギニア虫撲滅プログラム・ディレクター)、メ-ガン・マーツ氏(シニアアソシエイト・ディレクター)
テーマ:野口英世アフリカ賞受賞者講演会~アフリカ保健医療の現場から~
日 時:2023年3月14日(火)午後14時から16時予定
主催:一般社団法人 アフリカ協会
共催:内閣府野口英世アフリカ賞担当室
後援:公益財団法人 アジア人口・開発協会(APDA)
司 会:池上 清子(アフリカ協会理事)
コメンテーター:尾身 茂(結核予防会理事長)、迫田朋子(ジャーナリスト、元NHK解説委員)
歓迎挨拶:
武見敬三 参議院議員
野口英世アフリカ賞紹介:胡摩窪淳志(内閣府野口英世アフリカ賞担当室長)
閉会の挨拶:草賀純男(アフリカ協会理事長)
- 02月24日
- 学術研究会 第5回研究発表会
気候変動により干ばつ、洪水などの災害がアフリカで頻発するようになってきている。これらの災害はどの程度、アフリカに影響を与えているのだろうか。また、援助はそれに対して有効に支援できているのだろうか。また、アフリカが今後成長するには産業の育成が重要になってくるが、こうした環境とのバランスはどうしていくべきなのか。カイゼンは有効なのだろうか。アフリカにもAIの影響は及ぶのだろうか?本講演ではこうした点について分析結果をもとに議論をしていくものである。
講 師:島田 剛 明治大学 情報コミュニケーション学部 准教授
テーマ:「気候変動時代にアフリカへの援助は有効か ― 災害、雇用、カイゼン」
日 時:2023年2月24日(金) 14時00分から15時30分
司 会:青木一能 アフリカ協会学術研究委員会委員長(日本大学名誉教授)
- 01月19日
- 「アフリカの感染症を知る」シリーズ第5回講演会
今回は国立国際医療研究センター熱帯医学・マラリア研究部長である狩野繁之先生にお話を伺います。
HIV/AIDS、肺炎とならぶ世界3大感染症の一つであるマラリアは、熱帯から亜熱帯にかけて広く分布するマラリア原虫によって引き起こされる感染症ですが、WHOの統計によると2020年には
2億4千万人が発症し62万7千人が死亡していると推計されています。
サハラ以南のアフリカは、最も重いマラリアの負担を抱えており、2020年にはマラリアの全症例の約 95 % 、全死亡者の 96 % を占めています。この地域の死亡者の約 80 % は 5 歳以下の
子どもたちとなっています。
最近は温暖化の影響で、媒介蚊の寿命が伸びたりマラリア病原体の活性化が進むと言われています。地球温暖化の問題とも密接な関係を持つマラリアに関しての注目すべき講演であり、多数の皆様のご視聴を期待しております。
講 師:狩野繁之 国立国際医療研究センター 熱帯医学・マラリア研究部長
テーマ:マラリア-2030年までの排除への課題
日 時:2023年01月19日(木)14:00~15:30 オンライン(Zoom)
司 会:池上清子 長崎大学熱帯医学・グローバルへルス研究科客員教授、アフリカ協会理事