講演会イベント2023

  • 02月24日
  • 学術研究会 第5回研究発表会

気候変動により干ばつ、洪水などの災害がアフリカで頻発するようになってきている。これらの災害はどの程度、アフリカに影響を与えているのだろうか。また、援助はそれに対して有効に支援できているのだろうか。また、アフリカが今後成長するには産業の育成が重要になってくるが、こうした環境とのバランスはどうしていくべきなのか。カイゼンは有効なのだろうか。アフリカにもAIの影響は及ぶのだろうか?本講演ではこうした点について分析結果をもとに議論をしていくものである。

講 師:島田 剛 明治大学 情報コミュニケーション学部 准教授

テーマ:「気候変動時代にアフリカへの援助は有効か ― 災害、雇用、カイゼン」

日 時:2023年2月24日(金) 14時00分から15時30分
司 会:青木一能 アフリカ協会学術研究委員会委員長(日本大学名誉教授)

  • 01月19日
  • 「アフリカの感染症を知る」シリーズ第5回講演会

今回は国立国際医療研究センター熱帯医学・マラリア研究部長である狩野繁之先生にお話を伺います。
HIV/AIDS、肺炎とならぶ世界3大感染症の一つであるマラリアは、熱帯から亜熱帯にかけて広く分布するマラリア原虫によって引き起こされる感染症ですが、WHOの統計によると2020年には
2億4千万人が発症し62万7千人が死亡していると推計されています。
サハラ以南のアフリカは、最も重いマラリアの負担を抱えており、2020年にはマラリアの全症例の約 95 % 、全死亡者の 96 % を占めています。この地域の死亡者の約 80 % は 5 歳以下の
子どもたちとなっています。
最近は温暖化の影響で、媒介蚊の寿命が伸びたりマラリア病原体の活性化が進むと言われています。地球温暖化の問題とも密接な関係を持つマラリアに関しての注目すべき講演であり、多数の皆様のご視聴を期待しております。

講 師:狩野繁之 国立国際医療研究センター 熱帯医学・マラリア研究部長

テーマ:マラリア-2030年までの排除への課題

日 時:2023年01月19日(木)14:00~15:30 オンライン(Zoom)
司 会:池上清子 長崎大学熱帯医学・グローバルへルス研究科客員教授、アフリカ協会理事