フォーラム
  • 鈴木裕之国士舘大学教授講演会
  • -恋する文化人類学者のアフリカ体験・講演会-
    • ■日 時:2015年9月28日(月)
    • ■場 所:日仏会館ホール (渋谷区恵比寿3-9-25)
    • ■主 催:一般社団法人アフリカ協会、公益財団法人日仏会館

 

  • 9月28日、日仏会館ホールにて鈴木裕之教授、ニャマ・カンテ夫妻をお招きし教授のアフリカ体験に基づいた講演会及びニャマ夫人によるコンサートを開催しました。
    鈴木教授は文化人類学がご専門であり、2000年に著書「ストリートの歌・現代アフリカの若者文化」にて第17回渋沢クローデル賞(現代フランス・エッセー賞)を受賞されました。又ニャマ夫人は西アフリカの語り部であるグリオ出身で、グリオとはアフリカの楽器の演奏に併せアフリカの歴史や民族の物語を語りや歌で伝える人々です。
    講演は18時より始まり、第1部は鈴木教授がご自身の結婚という体験を通じて調査・研究された内容を「私のアフリカ体験-結婚、音楽、異文化理解」との題で約1時間に亘りお話頂きました。結婚がアフリカの人々にとって最大の儀式であり、結婚によって家から他の家へ移るという家族間の移動の段階を八日間に亘り行われた儀式の映像を交えご説明頂きました。又儀式の際にグリオが如何に重要な役割を果たすのかもご説明されました。
    第2部はニャマ夫人によりグリオの歌とステップを披露して頂きました。着用された衣装はグリオの伝統的な衣装であり、昨年帰国時に彼女の母親から受け継いだものとのことです。本来の語りは14世紀ごろ栄えた古代西アフリカ・マリ帝国建国に関する伝説が中心で一昼夜にも及ぶ長い物語であり、今回は時間的にも又会場舞台の広さからも簡略化した歌とステップとなりました。しかしながら彼女の朗々とした歌声・語りは会場内に響き渡り、伴奏のアフリカ弦楽器(コラ)の美しい音色とも相まって聴衆の方々に強い感銘を与えたものと思われます。
    今回は、平日の夕方からの開催という時間帯の所為もあったのか、100席ほどの会場は約半分ほどの入場者でした。日本人にとってはあまり馴染みの薄い地域ではありますが、如何にアフリカの人々の生活や儀式に音楽が密接に結びついているかが理解できる、大変興味深い講演会とコンサートであったと感じました。
    (文責: 理事 成島 利晴)

 

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